外国産いちご


外国産苺の現在の状況について

外国産苺の現在の状況について

2008年の通関統計によると日本は諸外国から年間約3,300トンの生鮮苺を輸入していますが、内訳は約5%が韓国で残りの約95%が米国からとなっています。

ここでは米国産の生産状況について簡単にご説明します。

国産苺の項でも触れたように、米国は世界最大の苺の生産国ですが、その中でも主産地と言えるのが、日本も輸入しているカリフォルニア州で全米の約85%を占めます。
ご承知のようにカリフォルニア州は米国の西部に位置する州ですが、年間の平均気温は北部で約15℃、南部で18℃と気温の高低差が少ない、冬は暖かくて夏は乾燥して涼しいという気候は、砂地で水はけの良い土壌と相まって苺の栽培には最適です。

その中で苺の産地は南北800キロの太平洋岸にそって南はサンディエゴから北はサンタクルーズまで広がり、恵まれた環境のもと、一年を通して露地で栽培された苺の出荷が可能になっています。


① 輸入実績

米国からのストロベリーの輸入は年々減少傾向にあります。原因は幾つか考えられますが、

  • 国産の出荷期間が年々長くなり米国産が必要とされる期間が短縮される傾向にある。
  • 国産夏秋苺の産地が年々拡大し出荷量が増え、米国産の需要が減る傾向にある。
  • 国産・米国産を問わず夏場に苺以外のフルーツ(例/桃、マンゴー)の使用が増える傾向にある。

と言ったことが挙げられます。

然しながら、国産夏秋苺が増えたと言ってもコストや供給の面で課題を残しますし、苺以外のフルーツが如何に増えても、やはり性別世代を超えて老若男女に人気のある苺(ストロベリー)には底堅い一定の需要があるのも事実でして、CA州産ストロベリーは引き続き必要とされています。


米国産及び韓国産苺の通関数量

② 2009年の作付動向(参考;東京ドーム1個=12エーカー)

CA州全体の栽培面積は、前年から1,395エーカー増えて37,914エーカーと引き続き上向き傾向です。そのうち秋に苗を植えて冬から夏にかけて果実を収穫する“秋定植”は、前年よりも1,106エーカー増えて32,275エーカー、夏に苗を植えて秋に果実を収穫する“夏定植”は、前年よりも289エーカー増えて5,639エーカーと報告されています。近年動向が注目されているオーガニックは、前年よりも78エーカー減少し1,765エーカーと報告されています。因みに州全体の作付面積に占めるオーガニックの割合は4.6%です。
また、CA州全体での品種構成ですが、UCLA大学で開発された品種(=アルビヨンやベンタナ等)が62.1%、ドリスコール社やウエルピクト社等の企業が独自に開発した品種(=専売品種)が37.9%となっています。

次に、対日輸出の主要地区である同州北部の“ワトソンビル/サリナス地区”と同州南部の“オックスナード゙地区”について報告します。

ワトソンビル/サリナス地区(日本への出荷は5月中旬から11月上旬頃まで)

CA州で最大の栽培面積を占める同地区の今季の作付は14,571エーカーと昨年よりも更に452エーカー増えています。栽培品種は“アルビヨン種”が最大で8,360エーカー、全体の57.4%を占めます。次いで“専売品種”が5,346エーカーで全体の36.7%。数年前まで人気品種であった“カマロッサ”は114エーカー、新品種の”サン・アンドレア”は623エーカー、“その他の品種”が129エーカーとなっています。

ワトソンビル/サリナス地区(日本への出荷は5月中旬から11月上旬頃まで)

オックスナード゙地区(日本への出荷は10月下旬から12月下旬頃まで)

オックスナード゙地区(日本への出荷は10月下旬から12月下旬頃まで)

CA州で二番目に広い面積の同地区の今季の作付は11,766エーカーと昨年から44エーカー増えています。栽培品種は“専売品種”が6,934エーカーと全体の58.9%を占めます。次いで“ベンタナ”が2,952エーカー、“アルビヨン”が352エーカー、新品種の“サン・アンドレア”が352エーカー、“その他の品種”が700エーカーとなっています。


米国産いちごの主なイチゴ新品種

米国産いちごの主なイチゴ新品種 M-284 アデレード M-284 アデレード カマリロ パサディナ ラナイ ラナイ デルレイ デルレイ

ラナイ

ラナイ  
主要産地 ワトソンビル サリナス
特徴 着色は日本好みのオレンジカラー。
果皮、果肉は幾分軟らかいが問題はない。
食味も良好。

デルレイ

デルレイ  
主要産地 ワトソンビル サリナス
特徴 着色はラナイに比べると幾分濃く、進みも早い。
果皮、果肉の硬度は十分。食味は普通。

M-284

M-284  
主要産地 ワトソンビル サリナス
特徴 着色は日本好みのオレンジカラー。
果皮、果肉の硬さも申し分なく、光沢に優れる。食味は中程度。

アデレード

アデレード  
主要産地 ワトソンビル サリナス
特徴 着色が濃いめで種浮きが出やすいが、果皮、果肉は硬く、食味も大変よい品種。

カマリロ

カマリロ  
主要産地 オックスナード
特徴 果形は短寸で横に張り出したような形。
果肉の硬めだが果皮がやや弱く取扱いに注意が必要。食味は良好。

パサディナ

パサディナ  
主要産地 オックスナード
特徴 着色はカマリロに比べると幾分濃く、進みも早い。
果皮はカマリロよりシッカリしている。食味は中程度。

米国いちごタイムスケジュール

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